職員研修「ゲートキーパーについて」

公開日 2021年07月21日(Wed)

7月20日(火)14時~パソコン室

「SOSをキャッチし,必要な支援につなげる~ゲートキーパーとして教職員が知っておくこと~」

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 今年度から,本校のスクールカウンセラーを務めていただいている,臨床心理士・公認心理師の持留健吾先生が講師です。持留先生は鹿児島県鹿屋市のご出身で,高校卒業後佐賀大学,広島大学大学院に進学後,東日本大震災後の派遣カウンセラー,宮城県でのスクールカウンセラー等を経て,今年度から鹿児島県にお勤めです。

 ゲートキーパーとは,悩んでいる人に,気づき,声をかけ,話を聞いて(傾聴),必要な支援につなげ,見守る人のこと,です。教師の役割,こどもを取り巻く環境,ゲートキーパーとしての教職員についてお話いただきました。後半は,若年層の自殺の実態として2020年度は例年より増加し500人ほどあり,その原因は学校問題,家族問題,健康問題。男女差があり,男子は学業不振・進路の悩みが多く,女子は精神的(うつ等)が多いとのこと。こどもへの声かけの仕方として「TALKの原則」,Tell(言葉に出して心配していることを伝える),Ask(「死にたい」という言葉について率直に尋ねる),Listen(傾聴),Keep safe(安全確保)とのことでした。

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