公開日 2022年02月01日(Tue)
1月31日(月)6限に進路体験発表会がありました。
今回は,新型コロナの影響で,校内放送での実施となりました。
進学4人・就職4人の計8人の3年生が,それぞれの体験をもとにして,準備・受験・これからの心構え等について語ってくれました。
就職:モロゾフ(株),(株)美創産業,城山観光(株),さこだ歯科
進学:KCS鹿児島情報専門学校,鹿児島県立短大,京都精華大学,志學館大学
次の出番の発表者は,放送室前で,原稿を見直し,読む練習をしています。
他の生徒は各教室で,放送を聞いて,メモを取ったり,感想を書いたりします。以下,生徒の感想から抜粋します。
就職でも,進学でも小論文や面接が難しく,大事なことが改めて分かりました。また発表された先輩方はみんな自分の進路についてすごく調べられていて,先生にまかせっきりの自分が恥ずかしくなってきました。自分の進路についてよく考えるように心がけたいです。(2年男子)
1年後,自分たちが進学就職に向けて頑張っている姿が想像できない。けれど,やばいなーという実感だけはある。そろそろ真剣に向き合うべきだと思っている。今自分にできることは何か。自分に必要なものは何か考えるべき。遅刻や欠席をなるべくしないように,体調管理にも気を付けたい。(2年女子)
受験をして,たくさんの事を学んだ先輩から進路に向けてどう進めばいいか。今できる事は何かを知れて良かった。私も今年は受験なので先輩たちから言われた事を活かして頑張っていきたい。(2年女子)
1年生の様子。
将来の自分の就職を分析していたのがすごかった。受ける会社の下調べなどしっかりしていた。遅刻,欠席が1番ダメらしい。ふだんのみだしなみ,しぐさが大切。日頃の所作のくせが出る。(1年女子)
自分の好きなことを一番に考えた。親からも条件で関西の大学について調べた。ボランティアに参加する。「人生がかかっている」と自分で自分にプレッシャーをかけてた。先のことを考えて,早いうちに行動する。(1年女子)
以下,進路体験の内容をいくつか抜粋して紹介します。
・そもそも自分に合った仕事がわからなかったため,求人票が届いてから両親に相談しました。(中略)中でも私が特に苦労したのは履歴書書きでした。(中略)不測の事態に備えて今できることを一つ一つ丁寧に頑張ってほしいです。面接練習は本当に数をこなして慣れるしか上達の道はないと思います。
・夏休みからは面接に向けて,入退室の仕方,礼の角度や座り方,質問の返し方の練習をしました。太ももがつりそうになったりできない自分に悔しくて泣きそうになることもありました。また志望動機や自己アピールがスラスラかまずに言えるためには,もちろん受ける会社をすべて調べつくし,どんな質問が来ても答えられるようにしなければいけません。(中略)所作は,普段の態度が出やすいので常日頃から意識しておくと良いと思います。
・(自己PRのために)ホテル短期大学校のオープンキャンパスや城山ホテル鹿児島の職場見学等に行ったり,ホテルは語学が有利だと思い,中国語のスピーチコンテストにも出場しました。(中略)接客業なので面接に力を入れました。(中略)初めてのことが多く何も決まっていなくて焦るかと思いますが,先生方が必ず助けてくれます。
・やはり何事も自分の目で確かめることが大切だと改めて思いました。悩むより先に行動しようと思い,たくさんの求人票を見て,いろいろな企業について調べました。先生に褒めていただいたときには,努力が力になっていることを実感することができて,とっても嬉しかったし,本番まで毎日頑張ろうと明るい気持ちになりました。自分を信じて本番に向けてひたすら準備をしていたら大丈夫です。そして,一人で悩まずに周りの力を求めることも大切です。
・私は,高校三年の一学期まで,進学するか,就職するか明確に決まっていませんでした。けれども,教養コースで,パソコンを活用したり,簿記などの商業科目を学んだりしていくうちに,もっと知識や技術を身に着けたいと思うようになりました。
・私が,受験や,これからのことで大切だと感じたのは,先のことを考えて,今動くことということです。やって後悔することはないと思います。学生の私たちが一番最初にやっておくことは,成績を上げることです。
その他,共通しているのは,遅刻欠席をしない。授業態度に気を付ける。提出物をしっかり出して,成績を上げる努力をする。資格取得やボランティアなど積極的にチャレンジ・参加して,自己PRや面接の際の材料作りをした方が良い。早めに進路希望を決めて,準備をしっかりするということでした。
1・2年生は,特に2年生はこれから自分たちの番です。先輩たちの進路体験やアドバイスを参考に自分の進路実現に向けて頑張りましょう。