学校周辺の史跡 その2 ~桐野利秋誕生地碑

公開日 2021年08月15日(Sun)

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 本校から実方方面に歩き、実方橋を通り、坂道を上って,信号を右に曲がると,桐野利秋誕生地碑があります。今は実方公園になっています。 

 桐野利秋は、天保9年(1838)吉野村実方で生まれた。幼少から示現流の立ち木打ちに徹し、文久2(1862)年島津久光に従って上洛し、勤王の志士として名を馳せた。西郷隆盛からも認められ、戊辰戦争では東北にまで転戦して活躍し、維新後陸軍少将となった。その後熊本鎮台司令長官、陸軍裁判所長となったが、明治6年征韓論争により帰郷し、私学校を設立し、吉田で開墾に励んだ。
 明治10年の西南戦争では、薩軍の総参謀となり大活躍したが、同年9月24日城山の岩崎谷口で生涯を閉じた。
 無学文盲と言われたがそんなこともなく、同時代の勝海舟や大隈重信にも評価されていた。また、洒落者として有名で、陸軍少将時代には金無垢の懐中時計を愛用し、軍服はフランス製のオーダーメイド・軍刀の拵えも純金張の特注品を愛用し、フランス香水を付けていた。城山で戦死した際にも遺体からは香水の香りがしていたといわれている。

20170930桐野ガイド

 平成29(2017)年9月30日 本校生徒が観光ガイドをしたときの様子です。写真左端がガイドの生徒です。