分類
2021年11月05日(金)
令和3年度主権者教育「選挙の出前授業」です!!
本日6限目に体育館で,選挙の出前授業を行いました。
鹿児島市の選挙管理委員会の方に来校いただきまして,なるべく実際の形に添う形で実施されました。
まず,当日朝選挙公報と投票所整理券を配布します。
体育館では,はじめに鹿児島市の選挙管理委員会の山下さんから講話をいただきました。
ついで,ビデオで個人演説を視聴しました。
ついで模擬投票です。選挙コンシェルジュの生徒と,生徒会選挙管理委員会の生徒計9人に,交付係と立会人になってもらい,実施しました。
交付係のところで,選挙名簿で確認して,整理券と投票用紙を交換します。この際朝配布された筈の整理券を持って来ていない生徒は,再発行してもらいます(少し恥ずかしい!)。
次に,記載台の所で,投票用紙に記入します。余計な文字を書いたりしてら,無効票になります。
いざ投票です。立会人が,正しく投票されたか監視します。
最後,係の生徒も忘れずに,投票します。そして開票作業です。本物同様の投票用紙なので,曲げてもすぐ元に戻ります。
計数機を使って,枚数を数えます。早い!!
開票結果を発表します。無効票が1票,白票が1票ありました。
最後に,生徒代表お礼の言葉です。先週衆議院総選挙があった直後で,お忙しい中でしたが,ありがとうございました。
2021年11月03日(水)
校歌の研究 その6 ~城西中学校
1.ゆかりも深き城山の あしたの光はつらつと 学びの窓にさすところ 明るき自治の鐘は鳴る ああわれら城西中学 2.歴史はゆかし甲突の 流れの岸に手をとりて 正しく強くゆくところ 友愛花を咲きかおる ああわれら城西中学 3.柏のみどり若人の 誇りを永遠にうけつぎて はるかに仰ぐ桜島 理想は高く火と燃ゆる ああわれら城西中学 城西中学校は、鹿児島市立第五中学校として昭和22年創設され、2年後に現校名に改称されました。校歌は戦後の混乱のためか7年後の29年に成立しました。作詞は蓑手素秋、作曲は西勇恕です。
右側が、作詞担当の蓑手重則(素秋)氏(『我が人生に悔いはなかりき』より)
作詞担当は本名蓑手重則といい、素秋はその雅号と思われます。蓑手氏は市内40中の内最多の7中の作詞を担当しており、『我が人生に悔いはなかりき~蓑手重則・瑛子追悼文集~』によれば、県内100 校程の校歌を担当したそうです。氏は明治44(1911)年串木野村荒川の農家の長男として生まれました。その後大正15年鹿児島県第二師範学校(現市来農芸高校の辺り)に進学し、S6年東京高等師範学校を受験するも失敗。鹿児島歩兵第45連隊入隊、東市来村湯田小学校訓導を経て、S7年再度東高師に挑戦、無事合格しました。S15年東京文理科大国語国文学卒業後、岐阜県立女子師範学校、埼玉県師範学校教諭となり、戦後S22年に郷里鹿児島師範学校に転出しました。戦後いち早く鹿児島県国語教育研究会を立ち上げ、以後県の国語教育を主導する立場となりました。また鹿児島大学教育学部、伊敷代用付属中学校主事、附属小学校長等を歴任しました。鹿大退官後は鹿児島女子大を最後に、鎌倉に移住し、1992年死去されました。西勇恕氏は県音楽界を代表する人物で、蓑手氏とともに多くの校歌作成に携わっています。
さて蓑手氏は市内40中の内、当校・松元中・甲南中・錫山小中・明和中・坂元中・東谷山中・桜丘中の計8中の校歌を作成しています。その7中の校歌を比較してみると、とてもよく似ていることが分かります。1番「自主、自治、鐘は鳴る」、2番「友愛、花、咲き薫る」、3番「希望の翼はばたいて」など共通のワードがあります。それぞれに込められた信念や思いについては、別途明和中の所で考えたいと思います。氏は前回触れた通り、校歌依頼を受けた後、対象校に出向き、地理的条件・地域感情・本校教育の理想を調査した上で、自身の教育理念を加味して、作詞したようです。当校は甲東中同様、1番で「ゆかりも深き城山」と歌い、2番で甲突川、3番で桜島を歌っています。校名通り、鶴丸城の西側に位置しています。2021年11月03日(水)
南日本新聞若い目に載っていました!!
11月2日付南日本新聞の「若い目」に3年生向井千恵さんの投稿が掲載されていましたので、紹介します。
2021年11月03日(水)
防災訓練です!!
11月2日(火)6限目に,防火防災訓練が実施されました。
各クラス,決められた避難経路を通って,素早く避難します。
鹿児島市上町分遣所の消防士の方に,講話をいただきました。私達は普段から実際の火災現場を見ているので、火災の怖さを知っているが、高校生は知らないので、意識の上で差があるということ。しかしそのために訓練が大事であるということでした。
生徒諸君もしっかり聞いていました。
消化器を使用した、消火訓練です。はじめ周りに「火事だあ~」と大声で知らせます。そのあと消化器です。通常の粉末消火器は、15秒間しか出ないので、無駄なく火元に噴射し、近づいていって消火することが大事と教わりました。
最後に東高校の校長先生から、講話をいただきました。これから学校を卒業したあと就職先とかで、防災訓練がないかもしれないので、学校での防災訓練がとても大事になってくると思いますとのことでした。
2021年11月02日(火)
家庭科の調理実習です!!
今日2年生が,調理実習で作ったご飯を持ってきてくれました。おいしそうです。早速いただきました。
2021年10月31日(日)
校歌の研究 その5 ~甲東中学校
1.朝日たださす桜島 噴き立つ煙わが意気と 輝く若さ盛り上げて 白亜の校舎希望あり 我ら甲東中学校 2.緑したたる城山の 歴史をしのぶ窓のへに むつみの友ら相よりて 知徳をみがき 体をねる 我ら甲東中学校 3.平和ささやく甲突の 真理の流れ水かれず 朝な夕なに汲めとこそ さとしを胸にはげみ行く 我ら甲東中学校 甲東中学校は、鹿児島市立第四中学校として昭和22年創設され、2年後に現校名に改称されました。校歌は戦後の混乱のためか8年後の30年に成立しました。作詞は鈴木義夫、作曲は清水吾郎です。作詞・作曲担当者いずれも未詳です。一般公募だったか、当時の国語・音楽教員だったのかよく分かりません。
おおよそ校歌を公募する場合、1.歌詞公募、2.キーワード公募、3.個人又は業者に依頼、があります。公募する場合、歌詞のみ先に決定し、作曲は専門家等へ依頼する方法が望ましいとされるようです。また西出水小の場合、依頼から制定までの経緯が分かります。当時の学校長と教育長が、鹿児島大学教育学部長有馬純次氏に依頼し、蓑手重則・武田恵喜秀氏に作詞・作曲の承諾。昭和31年4月26日蓑手氏来校、地理的条件・地域感情・本校教育の理想を調査、5月18日作詞・作曲を完成、22日武田氏の歌詞指導を受ける。28日に校歌発表会という流れです。依頼から完成まで、約1ヶ月程度かかるようです。
さて歌詞について、当校HPには全国モデルスクールとして県下で初めて鉄筋校舎が建てられ、1番に「白亜の校舎」と歌われたとあります。歌詞は、他校に比して、全体的にとても詩的イメージが濃厚です。「朝日たださす桜島」「緑したたる城山の」「平和ささやく甲突の」と、各歌い出しは、市内中学校によく出てくる桜島・城山・甲突のキーワードを格調高く歌い上げており、とても素晴らしい校歌だと思います。当校は、すぐそばを甲突川が流れ、校名の通り、その東岸に位置し、真東に桜島があって、歌詞通り「朝日たださす」なのだと思います。2021年10月31日(日)
日本史おすすめ本 その20
これから週末に,日本史にまつわる本を紹介していきたいと思います。
2021年10月29日(金)
大成功!! 合同文化祭
とうとう、鹿児島東高校と高等特別支援学校との、記念すべき、第10回合同文化祭が行われました。
天気も良く、絶好の、文化祭日和です。
両校実行委員長あいさつ
オープニングビデオの中で,鑑賞中の注意事項が流れます。
プログラム1番は,3年2組のダンスです。
つづいて,2番は2年1組のダンスです。
はじめに男子のダンスです。
つづいて女子のダンス。
プログラム3番は3年1組のダンスです。
つづいて,プログラム4番,ダンス部のダンスです。結成半年の1年生だけのダンス部です。
午前の部最後は,高等特別支援学校2年の,カップスです。
はじめにトーンチャイムの演奏。素晴らしい。聞き入ってしまいます。
今年の文化祭のテーマソング,BTSのDynamiteを,カップスで表現します。
最後,創立10周年のメッセージ。高特支の皆さんは,練習を重ねて,この日を迎えたのだろうと思います。息もぴったりで素晴らしい舞台でした。拍手。おめでとう!!
昼食時間は展示タイムです。これは2年2組のDCI。ダンスとコスプレとインスタです。写真撮影します。
高特支3年生の展示です。
東高校家庭クラブの展示です。
1年1組「お祭り&映えスポット」で,スーパーボールすくいです。
ビンゴケームの様子です。
1年2組「笑顔あふれるワンダーランド」で,射的です。シンプルで面白い!!
何と! スリッパ飛ばし,とんだ距離で得点。天井にぶつけたら0点です。
これは手動です。すごいアイデア。
午後の部は吹奏楽の演奏です。今回は縮小日程で,このあと閉会式です。
振り返ってみると,去年は実施できなかったので,2年分の思いがつまった,素晴らしい文化祭でした。大成功でした。高特支の10年間の思いも,すごくよく伝わりました。良かった良かった。
2021年10月28日(木)
文化祭の準備風景です!! ~吹奏楽部編
本校は毎年隣接する鹿児島高等特別支援学校と合同文化祭を実施しています。特に今回は高特支創立10周年記念ということです。
今年のテーマソングである,BTSのDynamite等練習していました。今回はコロナ対応のため,縮小した日程での実施です。当日は頑張ってください。
2021年10月27日(水)
校歌の研究 その4 ~長田中学校
長田中校歌 1.光呼ぶ雲もえて 世紀いま明けゆくところ 希望わく学びの窓に 桜島晴れてさやけし いざ仰げ長田中学 2.花ひらく学びの園に はるかなる真理たずねて 睦みあう若き瞳よ 錦江の潮としぶきて いざ勢え長田中学 3.敬天のまこと交わして 愛人のすがしき心 培える高き理想よ 城山の楠の香永久に いざ興せ長田中学 長田中学校は、鹿児島市立第三中学校として昭和22年創設され、2年後に現校名に改称されました。校歌は戦後の混乱のためか6年後の28年に成立しました。作詞は高城(たかじょう)俊男、作曲は佐野俊雄です。
高城氏は『伊敷検定ガイドブック』「隠れた名作詞家高城俊男(渓水)」によれば、雅号を渓水といい,小山田町出身。はじめ漫画家を目指し上京,田河水泡(のらくろの作者)の弟子となるが,呼び戻され私学の教師となったといいます。詩人・歌人・俳人で,特に作詞家として,当校はじめ県内公立中学16校の校歌作詞に関わっています。特筆すべきは太陽国体記念で鹿児島市民歌が公募された時、氏の作品が採用されS47年に制定されました。ほか西郷音頭・出水音頭・小山田音頭等の民謡も手がけたといいます。平成9年死去。
市民歌の歌詞を見ると、当校の校歌とその構成(一番で桜島、二番で錦江湾、三番で城山)が似ています。また氏は市内40中の内、当校・河頭・桜島・和田・緑丘中の計5中の作詞をされています。一番に桜島、二番に錦江湾を歌うのは共通しています。
作曲担当の佐野氏については未詳ですが、加治木工業の旧校歌、枕崎の立神小校歌等作成されています。
さて歌詞について、三番の敬天~、愛人~の部分は、もちろん西郷隆盛の敬天愛人に由来しています。市内40中の内城山を歌うのは当校・甲東中・城西中・伊敷中の4校です。また西郷さんゆかりの歌詞は、吉田南中の「敬天愛人」、吉野中の「寺山に偉人の跡」、甲南中の「英俊~維新の業をなしとげし三方限の名」です。その中でも当校は西郷さん終焉の地、城山に最も近い中学校として、校歌中に読み込み、西郷さんを深く敬慕していることがよく分かります。城山と周辺の4中学校との位置関係