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2022年6月28日
2022年06月28日(火)
1学期天王山その2
昨日、統計を取り始めて以来、過去2番目の早さで梅雨明けし、
今日は期末考査最終日で晴天☆
教室は窓を開けていると涼しい風が入ってきて
まだまだ本格的な夏到来というよりは、猛暑の前の慣らし?!
生徒のみなさんは、テスト、出来たでしょうか?!
提出物など出されているでしょうか?!
海に行きたい気持ちもわかります。しかし、今日はまだ火曜日。
今週はまだあと3日もあります。
「梅雨が明けた→やった~!次のステージへgo!」ではなく、
期末考査を受けてみて自分の出来不出来がわかったら、
次はその反省をしましょう。
出来ていた人は次回さらに良く出来るように、
出来なかった人はなぜ出来なかったのか、とりあえずやり直しを。
海も山も逃げては行きません。
今の自分に出来ることを丁寧にして、最高の夏休みを迎えましょう☆
2022年6月24日
2022年06月24日(金)
1学期の天王山その1
期末考査2日目。
本校は2年生から「第2外国語」として、英語のほかに韓国語・中国語を
学ぶことができるカリキュラムとなっているのですが、
本日はその第2外国語の試験がありました。
韓国語も中国語も、筆記試験に加えてネイティブの先生による
リスニング試験もあります。
先生の発する一言一言に耳を澄ます生徒のみなさん。
Good luck! 加油! 열심히!
2022年6月17日
2022年06月17日(金)
楽しみが待っている☆
朝は一日曇りの天気予報が、昼には突然激しい雨が降り出したり、
梅雨特有の蒸し暑い一日になりました。
生徒の皆さん、いよいよ来週の23日(木)から1学期末考査が始まります。
3年生にとっては、仮評定に大きく影響する重要な考査。
1年生にとっては、初めての「成績に関する特別指導」
(成績不振者が保護者とともに出席する会)に
呼び出されるか否か…⁉の重要な考査。
2年生にとっては、「成績に関する特別指導」(以下同じ)!
東高校全校生徒諸君。
この期末考査を乗り越えれば、楽しい夏休みが待っている☆
そして2年生には、高校時代の最も楽しかった思い出といえば⁉の
「修学旅行」も待っています。今日は「総合的な探究の時間」に
「着物レンタルしようね!」「抹茶パフェは絶対でしょ⁉」とかワイワイ
ガヤガヤ楽しく「京都一日自主研修」の計画を立てました。
一つ一つ目の前のことをクリアしていけば、楽しいことが待っている!
週末も検定があったり、テストの勉強があったり、忙しいのが高校生です。
でも本日は金曜日!
週末は少しでもリラックスして、来る決戦(期末考査!)に備えましょう。
2022年6月9日
2022年06月09日(木)
東高校の主権者は!?
今日は6限目に令和4年度の生徒総会と家庭クラブ総会が行われました。
生徒総会のために4月から準備をしてきた生徒会役員たち。
令和3年度の活動報告に始まり、
(4月の対面式から3月の離任式まで一年間の長丁場!)
生徒一人ひとりが毎月納める470円の使い道をチェック、
(どの行事にどれくらい、どの部活にどれくらい!?)
それから一番の関心事、校則の見直し!
校内放送を使っての生徒総会でしたが、各学年各クラスとも真剣に
総会資料と書面評決書をみながら説明に聞き入っていました。
自分たちの学校を、自分たちの力で、自分たちで良い方向に変えていく。
なんだか、誰かの言葉を思い出しませんか?
リのつく人ですね、「人民の人民による人民のための政治」ですね☆
みなさんの学校生活が
より楽しくより充実した
よりキラキラしたものになりますように☆
2022年6月3日
2022年06月03日(金)
爽やか6月☆
6月に入って急に最高気温も高くなり、暑さに戸惑っています。
でも湿度は低くて風が気持ち良く吹く、過ごしやすい一日でした。
生徒のみなさんは、今週もがんばりましたか?
「はい、頑張りました!」
確かに!
可愛くて面白い生徒のみなさんは、
それぞれの目標に向かって努力していましたね。
3年生は面接の練習に、部活動生はそれぞれの大会に向けての努力…。
はい、私は元気をもらいましたよ!
頑張った後にはボーっと空を見上げて深呼吸。
身の回りにはお花も咲いています。
紫陽花です☆
2022年5月27日
2022年05月27日(金)
一大事!
中間考査も終わり、五月も終わり、各クラス・各教科では
席替えのタイミングがやってまいりました!
担任の先生方はクジを用意したりと、
なにかと面倒くさい(つい本音が…)大変な席替え。
でも、生徒の皆さんの
「席替えは授業よりも何よりも大事なんだ!」という強い気持ちは、
かつて高校生だった大人なら誰でも理解できると思いますよ(笑)。
教卓の真ん前になった人、教科担の顔を見て一生懸命頑張って!
窓際の最高の席になった人、空想の世界に旅立たないよう集中集中!
2022年5月20日
2022年05月20日(金)
頭脳戦を終えて…☆
いくさに勝利した者、敗れ去った者…。
無事に中間考査が終わりました。
テスト終了後の解放感といったら!
喜々として正門を飛び出す者、
久しぶりの部活動に打ち込む者。
来週の月曜日からまた日常が戻ります。
今回は砕け散ってしまった方々はとくに
日頃の提出物やテストの訂正という名の
納め忘れている年貢はないかを確認し
来月の(はやっ!)期末考査に照準を合わせましょう。
美術部と茶道部の様子です。新入部員、大歓迎☆
2022年5月19日
2022年05月19日(木)
作戦会議
本日は各学年とも最大の敵?!数学や英語のあるテスト2日目。
各教科担からの気合の入った挑戦状を前に、
「三人寄れば文殊の知恵」で対抗しようとする者、
孤軍奮闘する者。
それぞれの健闘を祈る☆
2022年5月18日
2022年05月18日(水)
中間考査が始まりました!
「テストって何のためにあるのかな?」
誰もが一度は疑問に思ったことでしょう。
何のためにあるんですかね?
「自分の力を試すため」
そう答えたのは優等生のあなたでしたか。
「長い学期の間の一休みのため」
そう答えたのも優等生のあなたでしたか。
今日は午前中3時間のテストで学校は終わりです。
「何のために昼で帰れるのかな?」
「午後はテスト勉強をするためです」
さすが優等生ですね!
東高校全校生徒諸君。
今日の科目の出来はともかく、残り2日間のテストを
各教科担からの挑戦状だと思って、全力で受けてみてください。
健闘を祈る☆
2022年5月2日
2022年05月02日(月)
一日遠足☆
ゴールデンウィークの中日,本校は一日遠足でした。
2年生は平川動物園。
3年生は知覧特攻平和会館を見学したあと吹上浜海浜公園でお昼。
生まれたばかりのコアラの赤ちゃんや百年以上生きているアフリカのカメ。
半世紀前に生まれた今の自分たちと同じ年頃の特攻兵たちの写真や遺書。
動物園で,知覧で,いろんなことを考えた一日だったことでしょう☆
2022年4月28日
2022年04月28日(木)
明日からゴールデンウイーク☆
あっという間に4月が終わります。
三者面談も最終日。
1年生は高校生活に対する期待や不安を
2年生は将来に対する漠然とした期待や不安を
3年生は具体的な進路目標と、その実現のための努力をしているかを
それぞれ担任の先生と保護者の方々と
じっくり話ができたことと思います。
明日からゴールデンウィーク。頑張った4月の疲れをクールダウンして
5月を爽やかに迎えましょう☆
2022年4月18日
2022年04月18日(月)
今こそ国際理解☆
中学生:東高校のいいところはどんなところですか?
東高生:中国や韓国,タイをはじめ,日本以外の国のことを
自然と学べることじゃないかな?
これは先週13日(水)の,合同LHR(国際理解について)の様子です。
徴兵制のあるタイで毎年起こる徴兵検査でのハプニングや
イスラムの女性が髪の毛を布で覆い隠す理由,
中国の人が日本の治安の良さにびっくりしたエピソードなど
本校で国際交流を担当している数学科の宮迫先生が
動画を制作して下さり,丁寧におもしろく説明して下さいました。
今日は,高校生のみなさんは「学校だりぃ~な...」とか思ったかもしれない
週の始まり月曜日でした。でも少し,世界へ目を向けて見て下さい。
「学校だりぃ~な...」と思えることは,実は幸せなことかも☆
2022年4月12日
2022年04月12日(火)
少しずつ少しずつ成長していくのか?!
今朝は昨夜の雨が水たまりに残ってはいたものの,陽が高くなるにつれ
すっきり晴れ上がり,吹いてくる風も心地よかったですね。
3学年揃った学校生活も3日目に入り,新2・3年生はずいぶん前から
2・3年生だったように,新入生はずいぶん前から高校1年生だったように
堂々と見えます。そんな1年生と2・3年生との対面式が行われました。
引き続き部活動紹介!少人数ながら部活動生はどの部も一生懸命!!
そして本日は全学年一斉に身体測定!
昨年よりどれくらい身も心も成長していたでしょうか!?
東高校全校生徒諸君。
身体を大きく元気に成長させるために,栄養バランスのとれた食事と運動!
心を大きく健やかに成長させるために,学問と読書と友だちとの交流!
高校生活は忙しいです!がんばれ☆
2022年4月7日
2022年04月07日(木)
新任式と始業式と入学式と♪
春はまず「別れ」が先にきてから新しい「出会い」が来るのでいいですね。
昨日はまず森川校長先生をはじめ,7名の新しい先生方をお迎えした新任式。
続く始業式で校長先生の「1.あいさつ 2.身だしなみ 3.清掃 4.挑戦」
そして「チャレンジ 高みへのステップ!」という式辞を神妙な面持ちで
聴いていた新2年生,新3年生。
さすが!それぞれ上級学年に進級したな…と先生方も思われた,かも。
そして本日は令和4年度の入学式。
新入生のみなさん。
みなさんの高校生活が,笑顔と希望に満ちあふれ
キラキラ輝く時間になりますように☆
2022年4月6日
2022年04月06日(水)
桜島が見守っている☆
今日は令和4年度1学期の始業式でした。
新2年生・新3年生は,久しぶりに集まった級友たちと賑やかに近況報告。
でも一人ひとりの心の中をのぞいてみると
「担任が誰になるだろうか...」はさておき,
「あの人と同じクラスになれるだろうか…!?」が
ものすごく気になって内心ドキドキしていたかもしれませんね。
明日入学してくる新1年生も含め,東高校全校生徒諸君。
これからまた波瀾万丈?!の高校生活が始まりますが
毎朝桜島に「おはよう」と挨拶(心の中でも可)をして
元気よく1日をスタートさせましょう。
2022年4月5日
2022年04月05日(火)
入学式のお知らせ☆
入学式に参加される保護者の人数は
各家庭お二人までです。
よろしくお願いいたします。
2022年04月05日(火)
明日から新学期♪
今朝,駐車場から職員室へ向かう途中でど根性花を見つけました!
側溝の下から生えてきていたんですよ!
そしてこんなに可憐な花を咲さかせていました。
明日から令和4年度の1学期が始まります。
新2・3年生のみなさんは,登校したらまず保健室で健康観察!
そのあと旧クラスで8時35分からSHRです。
久しぶりの学校で嬉しい気持ちもわかりますが
手洗い・消毒・マスク着用のコロナ対策は抜かりなく!
それではみなさんが元気よく登校してくるのを心よりお待ちしております☆
2022年4月4日
2022年04月04日(月)
本日の日めくりカレンダー☆
「心が変われば行動が変わり 習慣が変わる。」
ウィリアム・ジェームズというアメリカの心理学・哲学者の言葉だそうです。
「習慣が変われば人格が変わり,人格が変われば運命が変わる。
よい習慣を作りたい。」という説明がついていました。
本日から本格的に新年度がスタートしましたが,何か一つでも
新しく良い習慣が作れたらいいですね。
ふっと机の上から目を離すと,校舎の後ろに
こんなにきれいなシャクナゲが咲いていました☆
冬の間に剪定された藤棚にも若葉が芽吹きだしています。
生徒のみなさんは春休み課題は終わりましたか!?
明後日6日(水)は始業式。8日(金)は課題考査もありますよ。
心機一転!新しく何か良い方向に変わってみましょう☆
2022年4月1日
2022年04月01日(金)
いざ出航☀
令和4年度が始まりました。
新天地へ向けて旅立った卒業生のみなさんや諸先生方。
残る私たちも含めて,みんな一緒に
希望に満ちた楽しい毎日を過ごせるよう
健康第一で頑張っていきましょう☆
2022年3月31日
2022年03月31日(木)
本日の日めくりカレンダー☆
「未来は時が過ぎ今となり 今はやがて過去となる。」
時間は無限ではない。いつも佳き日と思い,今この瞬間に最善を
尽くして生きよう。
本日の日めくりカレンダーの金言です。
今日は本校を去られる5名の先生方の出発式がありました。
離任式の時とはまた一味違った最後のあいさつがあって
残された生徒/職員はそれぞれに,出て行かれる先生方とのやりとりを
思い出しながら「あ~...!もっと真剣に授業を受ければ良かった!!」
「あ~...!もっと真剣に話しをしておけば良かった!!」と
時間を巻き戻せないことを真剣に後悔することになりました。
令和3年度も今日で終わり。
来年3月31日もまた万感の思いを込めて桜を見ることができますように☆
2022年3月30日
2022年03月30日(水)
三波春夫の水戸黄門旅日記♪
3月30日(水)。
本日の日めくりカレンダーは「宿命,運命を受け入れ 使命をみつけたい。」
今朝は10時から英語科瀬戸先生の出発式がありました。
そこで先生が話されたのがタイトルの歌です。
早速YouTubeで聴いてみました。
「風吹くままに 花は散り 雲行くままに 人は去る」
瀬戸先生ご自身が初任の時に,退職なさる先生から送られた歌で
「私は今まさにこの心境です…」と最後に残して下さいました。
東高校の桜もそろそろ花は散り始め,葉っぱが見えています。
三波春夫の水戸黄門旅日記の歌詞と,本日の日めくりの言葉と…。
それぞれがこの時期にぴったりな文句だなぁとしんみりしました。
2022年03月30日(水)
本日の日めくりカレンダー☆
みなさん、こんにちは。
先日来巷を賑わせている松山武史校長先生の「日めくりカレンダー」です。
本日の金言が「人としての成長は魅力的な人物になること」。
本校でも8名の先生方との別れがありました。先生方はそれぞれの新天地で
残された私たち職員、生徒はこの場所で新しい先生方や新入生を迎えたのち
次のステージに進みます。
生徒のみなさんは「人と共に仕事をすることで人間性を鍛え、人格を高め深めて進化したい。」
の「仕事」の部分を「高校生活を送ること」に置き換えてみましょう。
この時期にぴったりな励ましの言葉になりましたね☆
2022年03月30日(水)
令和3年度の修了式と離任式
去る3月25日(金),令和3年度の修了式と離任式が行われました。
「今を盛りに咲き誇っている桜。桜はこの一瞬の時期に花を咲かせる
ために一年をかけて準備をしているんですよ…」という校長先生の式辞に
始まり,生徒指導部や進路指導部,保健部からの諸連絡。
1年生2年生が一同に会するのが久しぶりなせいか,厳かな雰囲気のまま修了式は終了。
気がつくと,体育館後方に卒業生たちが入ってきました。
離任式が引き続いて行われます。
定年退職される松山校長先生は,教員生活38年間を振り返られ
「人間が生きていく中で一生のうちに出会えるのはほんのわずか」と
出会いの大切さを懇々と説かれました。
最後には小田和正さんの「今日もどこかで」♪
地歴公民科の窪田先生は,自分の人生について自ら考えられる人になって!
数学科の宏洲先生は,一問でも多く問題を解いた者が勝つのだ!
体育科の下和田先生は,夢いっぱいの抱負!
英語科の瀬戸先生は,生徒のみなさんからエネルギーをもらっていた!
養護教諭の山口先生は涙で,日常が永遠ではない!
事務の西先生は,たまたまめぐりあって自分にぴったりな仕事もあります!
それぞれの先生が,心からの言葉で私たちに話をして下さいました。
地歴公民科の瀬戸口先生もご退職でした。
8名の先生方,本当にありがとうございました。新天地でのご活躍をお祈りしています☆
2022年3月26日
2022年03月26日(土)
吉野兵六会だよりvol.4に載ってました!!
地域サポートよしのねぎぼうずの永山惠子さんが,学校に来られて,吉野兵六会だより「吉野兵六」vol.4(2022.3)を持ってこられました。その中で,昨年11月23日に寺山ふれあい公園で実施した,世界文化遺産パネルガイドの記事がありましたので,紹介します。
2022年3月24日
2022年03月24日(木)
新聞に載っていました!!
今日の南日本新聞に,鹿児島東高校の松山校長先生が,卒業生へカレンダーを送るとの記事が載っていました。3月1日の卒業式を受けられなかった2人の式が3月18(金)校長室で行われ,その際にプレゼントされたのが,校長先生作の日めくりカレンダーです。このカレンダーは1日の卒業式前日に,卒業生全員に送られたものでした。
3月18日(金)校長室での卒業式の様子です。
2022年03月24日(木)
選挙コンシェルジュ(8期生)第1回ミーティングです!!
3月19日(土)13:30~鹿児島市役所で,選挙コンシェルジュ(8期生)第1回ミーティングが開催されました。選挙コンシェルジュの委嘱式,活動について,選挙制度についての話がありました。本校からは9人の参加がありました。
市内高校・短大・大学など他校の参加者も多数ありました。
2022年03月24日(木)
旧集成館ガイドマップが市役所に!!
今年度R3.11.23(月)に本校生徒が作成した「旧集成館ガイドマップ」を,鹿児島市役所東別館1階に展示させていただいています。
ぜひ,市役所に来られた際には,お立ち寄りください。
「旧集成館ガイドマップ」←こちらをクリックしてください。
2022年3月21日
2022年03月21日(月)
東高校の歴史 その6
(写真)県立鹿児島農業高校(『創立40周年記念誌』H2.2より)
(写真)県立鹿児島農業高校(『かつら山』2号/S42.3より)
昭和39(1957)年3月に,伊敷の農芸高校は再び統合され,伊敷分校となりました。しかし同4月に県立移管されて鹿児島県立鹿児島農業高校となりました。またそれまでの吉野町帯迫から,現在東高校の所在地である坂元町葛山に移転することになりました。葛山時代の幕開けです。そして4年後の昭和44(1969)に校名変更して,ついに鹿児島県立鹿児島東高等学校が誕生します。
実は農業高校誕生直前に,昭和36年の農業高校論争のような「園芸高校廃校問題」が起きました。関山一二(吉野小・中,園芸高校PT副会長)「鹿児島園芸高等学校の廃校問題について」(『吉野史談』18号)によると,発端は39年秋吉野地区青年団中堅幹部例会(吉野寺)でのことです。出席していた平瀬実武市長が「園芸高校は志願者が少ないので本年限りで廃校にする」と発言し,一同寝耳に水といった感じでした。関山氏は川村校長を初め満PTA会長,馬場信男県議に相談し,PTA総会を開いて廃止反対を決議し,寺園知事に陳情しました。吉野地区全体に廃止反対運動が広がり,最終的には存続決定となりました。しかしながら国内の農業衰微に伴う社会情勢の変化には叶わず,その後の歴史に影響を及ぼしていくことになります。
鹿児島農業高校初代校長は,川村校長です。園芸科・農産化学科・家政科の3学科が設置されました。同年現在使われている校章も制定され,翌41年には校歌,女子制服が制定されました。同44年に鹿児島東高校の開校です。初代校長は引き続き川村校長です。←川村純二校長です。
初代校長の川村純二先生について,平成13(2001)年12月7日付南日本新聞に次の記事があります。
企画[死亡]川村純二さん/鹿児島市立美術館元館長,91歳
戦後の鹿児島県教育界の発展に貢献し,植物学や郷土史の研究を通して郷土の文化人として活躍した川村純二(かわむら・じゅんじ)さんが六日,脳内出血のため鹿児島市立病院で急死した。九十一歳。鹿児島市出身。(中略)
明治43(1910)年生まれ。鹿児島師範卒。同校教諭を経て,1945年に鹿児島県庁に移り,産業教育課長,社会教育課長など歴任。鹿児島東校長から4代目の鹿児島市立美術館長に就任。以後1981年まで11年にわたって収蔵品の充実や本館改築など,新時代に即応した美術館の基礎を築いた。県文化財保護審議会委員,鹿児島市文化財保護審議会会長を歴任。南日本出版文化賞(南日本新聞社主催)の選考委員も永年務めた。サクラジマハナヤスリ(シダ)の新種発見でも知られる。とあります。東高校校長に就任した際は59歳で,1年勤めて定年退職されたようです。
(出典)田川基二「新種サクラジマハナヤスリ」(『植物分類,地理』8(2)/1939年)
『創立記念誌』から当時の様子を見てみます。川村純二(鹿児島東高校初代校長)「県立移管の思い出」(40-p.79 )によると,昭和39(1964)年4月鹿児島園芸高校と農芸高校を統合して全日制高校とし,園芸科・農産化学科各1学級,家政科2学級,校舎は新しい校地を選定して新築し,県立に移管するという方針が決定した。現在の葛山に決定したのは,大明丘団地ができる1年前だった。園芸高校の跡地には県立養護学校が新設され,園芸高校に植栽されていた樹木は全て新しい学校の緑化に利用してよいことになり,PTAの事業として移植することになった。翌40年には鹿児島農業高校の校庭・緑化・防風垣・造園実習の材料として利用された。市内では最も規模の小さい高校だったが,市街地に近く市内の通学の便もよくなり,校舎も格段に完備され新しいものだったためか,受検者は定員の2倍を超えた。入学試験は鹿児島県立短大校舎を借りて行った。施設・設備以外にも問題があり,伊敷・吉野地区を中心に遠くは郡山町の入来峠から指宿・喜入地区,吉田・桜島地区という遠距離通学が多いこと,市内からの入学者は増えたとは言っても,園芸科・家政科に相応しい者というよりは,この科なら合格できるからという理由で入学した者が大部分だったことである。入学式の翌日にバスを仕立てて,園芸科の生徒父兄にみかんや観葉植物栽培で成功している実際を見学させ理解を深めさせが,不本意入学のため生徒指導上の問題を引き起こした。そのため解決するために教育相談徹底,全職員で生徒指導に当たることにした。ちょうど「生徒指導の手引き(文部省)」が刊行されたので全職員で読んだ。生徒の服装や髪型まで細かく取り決め,違反は厳しく取り締まった。運動場は狭かったが,開校当初から男子サッカー部は活発だった。
瀬戸山弘(鹿児島農業高校旧職員)「鹿児島農業高等学校の新設時をふりかえって」(40-p.83)によると, 吉野園芸と伊敷園芸の合併,県立移管の計画,新設学校の設計が当時の教頭永田胖先生の手により出来上がった。園芸科2(?),家政科2,農産化学科1学級で全生徒 600名。県管理課と市教委総務課との移管条件がかみ合わず,39年5月18日第1回合併打合会が開かれ,6月22日には敷地検討のため初めて葛山を訪れた。あまりに人家・樹木のない原野,錦江湾を眼下に,桜島を正面にして「こげん素晴らし眺めの学校は他になかど。(しかし)作物は吹っ飛ばさるっどなあ」。県産業教育課の上山典美,園芸高農務主任の鹿屋誠,瀬戸山氏の3人で検討した。県の計算では,農地は極めて狭く,校舎も崖上で危険なので,市営住宅予定地への拡張を願ったが無理で,苦しい校舎配置となった。基礎工事も2階までと制限された。市側からは机・椅子は今までの物を運べ,落雷の多い葛山だが避雷針の予算はないと手厳しい。
東隆(鹿児島東高校旧職員)「思い出のいろいろ」(30-p.88) によると,40年4月新任の挨拶のため吉野の園芸高校を訪問すると植樹作業の真っ最中で,「明日から作業服を持ってきなさい」との校長の一言あり。翌日朝から晩まで吉野・伊敷から新校舎に運んでくる樹木を植えたり,机椅子を運んだりした。新校舎は山を切り開いた造成地だからただシラスの台地が続いているだけで樹木は一本もない。当初の計画では農業科(園芸科?)・農産化学科・家政科各1で,合計9学級で発足する予定だったが,女子の受験生が多いところから,臨時に家政科を1増やし2学級とした。市内の普通高校はどうしても男子が多く,女子にとっては狭き門だったそのため女子だけの普通科を東高校に設置することになり(市内中学校長会の要望),家政科の2は女子普通科4,さらに6学級に増加した。もともと9学級で発足した学校だから,教室が足りず,プレハブ校舎で間に合わせた。当時県は錦江湾高校の整備に力を入れ,東高校まで手が回らないのだろうとひがんだ。青森県弘前市に柏木農業高校という姉妹校があった。修学旅行の際必ず本校に立ち寄った。東高校に変わった頃から交わりは絶えたようだ。雨の日はシラス台地のためちょっと雨が降るとすぐぬかるんだ。
伊藤靖彦(鹿児島農業高校旧職員)「葛山台地に,新しい学校の学校園作りに従事して」(40-p.95) によると,園芸・農芸高校が合併して昭和40年4月県立鹿児島農業高校が創設された。このときトラック50台の庭木を移植した。植樹は男子で行い,女子はバケツで灌水をした。新任の先生は赴任当初から生徒と一緒に一生懸命頑張った。園芸科は2年次から園芸コースと造園コースに分かれ学習した。40年代は高度経済成長期で住宅建設も盛んで造園の仕事は注文に応じきれない程だった。各県とも造園科が出来る時代だったが,鹿児島は造園コースで代用していた。
有馬英子(鹿児島東高校旧職員)「昔話を訪ねて」(40-p.96) によると,40年4月県立鹿児島農業高校新設時から9年間在職した。前任を引き継ぎ「民俗研究班」の顧問を引き受けた,とあります。(写真)鹿児島農業高校(のち東高校)生徒会民俗研究班メンバー
ここでの活動をまとめた『葛山民俗』が第15号まで発刊されており全て東高校図書室にありました。
中身は部員が県内各地に伝わる昔話を採録したもので,まず地域を訪問し,お年寄りを訪ね聞き書きしたり,テープレコーダーに録音して後で起こしたりして原稿を作り,それを印刷します。有馬氏「『葛山民俗』の歩み」(『葛山民俗』12号)によると,鹿児島農業高校が新設された昭和40年に民俗研究班も生徒会活動の一環として生まれ,6月17日に山下欣一先生を顧問として,班長吉元公明君,副班長栫徳子さんほか男子21名,女子13名計34名で結成された。8月に桜島・吉田町,11月に吉野町・犬迫・小山田,2月桜島町二股を調査し,41年3月に創刊号が発刊された。桜島研究報告を主としたものだ。41年度は吉野町の調査,在校生の親からの聞き取りや録音。翻字作業に手間取り,刊行見送り,42年度も継続し,第2号発刊。43年に第3号,4号発刊。印刷費が数千円と限られていて部員で用紙を切り,印刷・製本を印刷所に依頼した。またこの年から会報を年数回出すようになった。44年度鹿児島東高校と校名変更後,山下先生の後を有馬先生が引き継いだ。創刊号の編集後記に班長吉元君が「葛山の新装なった校舎で新しい伝統を造り出すためにがんばった」とあり,新聞にも紹介された。生徒の自主的な活動で校外から注目されたようです。
(上写真)聞き取りの様子です。
(上写真)編集会議の様子です。
また家政科が設置されていた関係か,農業高校家庭クラブも『らん』という研究誌を昭和43年に創刊しています。本校図書室に創刊号~第4号まで所蔵されていました。1・2号は文集的性格でしたが,3・4号は「一人一研究」という専門的な内容に変わっていきました。(写真) 家庭クラブ研究誌「らん」です。
満道男(鹿児島農業高校昭和42年卒)「合併,統合,移転」(40-p.98) によると,いよいよ移転が始まると,みかんの樹や庭木の植えいたみを少なくするために,移植期間の雨降りの日を選び,細根の掘り出し,植穴掘りをした。移転後も雨が降ると校庭に水たまりができ,通学路はたびたび土砂崩れを起こし,台風対策など大変だった。
栫誠耕(昭和39年鹿児島農芸入学,昭和42年鹿児島農業高校卒)「思い出すことなど」(50-p.89) によると,県内の農業系の高校による測量大会があり,鹿児島農業が最優勝となり群馬県の全国大会に出場することになった。また学校で 200羽の鶏を飼っていて日曜登校してえさやりをしていた。
最後に,昭和40年に制定された校章の由来について。伊藤靖彦(旧職員)「校章のデザインについて-『かつら山』昭和42年2月号から-」(30-p.95) によると,鹿児島農業高校は県の中心にあり,都市近郊園芸を主体に研究し勉強する学校である。それまで他の市内の高校に対してコンプレックスを持っていたが,県立移管を契機として農業に従事すること,農業高校で勉強することに誇りを持てるようなシンボルを考えたいと思った。本校ではレタスなどの洋野菜,花,果樹,庭園樹を栽培しているが,その生産物はいずれも自然の芸術品で,その中に美しさを見出せるような人間を育てることを理想にしている。このような感じに最も相応しいのが「らん」の花である。校章はモチーフとして「かんらん(寒蘭)」の花を用いた。寒蘭は暖地の山林中に自生している多年生草木で,花は11月頃より1月まで寒い季節に咲くので寒蘭の名が付いた。花はたいへん香りが良く,葉も美しく広く観賞用として培養され,中国でも高貴な花として尊ばれている。そのような寒蘭の気品を学校の象徴として考えた。図のように外弁の3つは校訓の自律,自修,自重を表し,上の一枚は未来に伸びる若い青年の進展を,二枚は大地にしっかり足をつけた堅実さを表した。高の字は中心よりやや下方にひかえて安定感を与え,全体が上方に伸び伸びとした勢いを感じさせるようにした。寒蘭は山の中の雑草として,人知れず生育し,その清らかな花の姿と香りを持つので,広く栽培されるようになった。こんな花をこの上なく愛し,学校の校章としてデザインした。東高校もその校章を継承しています。
なお昭和41年制定の校歌(作詞:椋鳩十,作曲:武田恵喜秀)についてはコラムの別の所で触れましたので,それぞれ参照してください。
2022年3月19日
2022年03月19日(土)
卒業生のメッセージです!!
3月18日(金)に卒業生が来てくれました。近況と今後の抱負などを語ってくれました。
平成30年度卒業生の郷君です。高校卒業後,鹿児島工学院専門学校自動車工学科に進学し,2年終了後さらに上級の課程に進学しました。将来の夢は工場長になりたいです。
同じく瀬戸山君です。高校卒業後,鹿児島綜合警備保障(ALSOK)に就職しました。今後は4年目に入るので,責任者になりたいです。
同じく吉永君です。高校卒業後,鹿児島情報ビジネス公務員専門学校(KBCC)公務員2年課程に進学。途中合格したので,1年課程に変え卒業。霧島市役所に就職。現在は総務部安心安全課に所属しているとのことです。
最後に,後輩たちへのメッセージです。高校生活を楽しんでください。勉強は大事です。学校生活は貴重でした。
2022年3月18日
2022年03月18日(金)
合格者集合です!!
3月17日(木)本校体育館にて,合格者集合がありました。
はじめに本校教頭からあいさつがありました。
そのあと進路部・教務部主任から説明。
そのあと体育科から体育服・ジャージ・シューズ購入について。PTA係から。事務部から説明がありました。